1.「噛むことは健康に良いと聞いたことがありますが…?」
◎噛むことと、健康
食物をよく噛むことが健康にどれだけ大切か考えてみましょう。 私達が生きるためのエネルギー源である食物は、まず口に入り、それから胃腸を通
って消化吸収され、栄養源となります。歯で食物を噛み砕く咀嚼運動は、消化吸収の上で重要な働きをします。口の中で食物を十分に咀嚼するとその刺激によって唾液が分泌されます。
唾液中にはさまざまな成分が含まれ、いろんな働きをしています。 この唾液を出すということが、身体に良いことなのです。
唾液ホルモン(パロチン)は骨や筋肉を丈夫にする。 ペルオキシダーゼは発がん物質「毒性」(変異原性)をおさえる。
消化酵素(アミラーゼ、マルターゼ、リパーゼ)は食べ物を消化する。
アミラーゼはでんぷんを消化し血糖値を速く高め、食べすぎの防止に役立つ。
ムチンは、ねばりの成分、口やのどの粘膜が傷つかないように保護する。
菌の抑制成分(リゾチーム、ラクトフェリン)は菌をおさえる働きをする。
この様に唾液は重要な役割を果たします。 また、食事中に味覚の情報が脳に伝達され、胃腸の方に迷走神経を介して□の中で噛み砕かれたものが胃腸でも十分に消化できるように、胃液の分泌など、さまざまな指令が出されます。
歯周疾患や、むし歯あるいは外傷等で歯を失ってしまうと、噛む機能が低下して消化不良等を起こし健康が損なわれます。又、発音障害を起こし言葉が巧く喋れなかったり、顔が変形するなど日常生活に消極的な態度になりかねません。
そのためにも、入れ歯などで失った歯を取り戻す必要があります。
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